Charming sugar
「兵長、今日は私が紅茶お淹れしましょうか?」 にこにこと尋ねたに顔色を変えたのは、アルミンとミカサだった。「姉さん、それはやめたほうが…」「は台所に近づかないほうがいい」 「…あぁ、頼む」なんとか…
文章 番外編 進撃の巨人リヴァイ,原作沿い,番外編,進撃の巨人
飛びつく先に気持ちを込めて
ザクザクと蹄が土を深く踏む音が複数聞こえ、ジャンは目を凝らした。予定ではリヴァイが戻ることになってはいたが、足音が複数の場合話は変わってくる。ハンジたちならいいが、そうでない場合ーー 頭を巡らせながら、念の…
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ウルズの砂時計/後
落ちる砂も残りわずか。砂時計の感触をポケットに感じながら、は目の前のイザベルの頭を撫でた。「これでやっぱり帰れませんでした、って戻ってきたときかっこ悪いな…ね、どっちにしても笑って欲しいな」「……笑ってる」「嘘ばっか…
AOTリクエスト 原作沿い 文章 番外編 進撃の巨人
ウルズの砂時計/中
リヴァイのお眼鏡にはかなったようだった。 立体機動装置の使い方を実際に見せた後、ファーランには質問攻めにあい、イザベルにはどうやるんだ教えろと散々請われた。リヴァイはそれほどの反応を見せなかったけれど、一言…
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ウルズの砂時計/前
「はっ、あ……」未だ聞こえる後ろからの怒号に、は歯の奥を噛んだ。 やってしまった。どうも、下卑た視線と明らかに悪いことを考えています、というような顔で手を伸ばされると、敵対的な反応をしてしまう。 …
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2021ハロウィン
「Trick or treat! お菓子をくれないと悪戯しちゃうぞー」 西のクロルバ区には、ハロウィンという風習があるらしい、という話を持ってきたのはハンジだった。何やら詳しくはわからないが、と…
文章 番外編 行事関連 進撃の巨人リヴァイ,原作沿い,年間行事,番外編,進撃の巨人
お口直しがあるならば
「よし…!」 腕を捲り、気合十分に手にした包丁。刃物の扱いなら慣れたものだ。野菜よりも巨人を切った数の方が多いが、あんな巨体を切れて野菜を切れないわけがない。そう思いながら、は刃を振り抜いた。 昨…
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憂惧の頸飾赤色に/後
自室に戻り、オルオが告げてしまった内容の仔細を説明させられたあと、はベッドに座り、机に肘を置いて考え込んでいるリヴァイを見上げていた。 せっかく幸せな気分だったのに、男に絡まれたせいで台無しだ。自分が隙を見…
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憂惧の頸飾赤色に/中
そろそろ帰ろうか、と会計も終えて店を出た時、ペトラが忘れ物をしたと店内へ戻っていった。 は低木を飾るレンガの縁に腰掛けて空を仰いだ。美しい青色をしたそこに、高いところにぽつぽつと見える綿のような雲。晴れて良…
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憂惧の頸飾赤色に/前
「それでは兵長、行ってまいります」松葉杖をつき、肩掛けのバッグを身につけたはリヴァイを前に背筋を伸ばした。 この日はペトラと出かける約束をした日だった。ここのところ兵舎に籠もりきりだったため、の心はわくわく…
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Ertrinken in Liebe
「っ、兵長…」 「なんだ」ちゅっと音を立てての首筋から唇を離し、リヴァイが後ろから囁くように答える。その吐息が肌を撫でて、ぞわぞわ背筋にしびれが走った。 「首…くすぐったい、し、あの…恥ずかしいか…
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2枚の花弁の狂う先-おまけ
ノックの音に、ハンネスは扉を開けた。 「こんにちは」「! また急だな」 はにかむように微笑んだ少女に、ハンネスは相好を崩した。以前、深夜にハンネスの元にまでやってきたとき、彼女は子供のように大泣き…
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